MMD杯動画「PYX」のメイキングっぽいお話 その2
MMD杯動画PYX、メイキングっぽいお話。
その2は技術的な寄りのお話です。
その1はこちら。
私の動画制作はかなりテンプレートにはまっているものです。
大体以下の順番ですね。
1.好きな曲を見つける
これは好みの問題なのでいいでしょう
2.動画にしやすいかどうかを考える
結構重要、というより要がここです。ここで私が言う「動画にしやすいか」とは、基本的にMMDでのモーションを作らなくても映えるか、という点です。モーションがすごい動画はたくさんあるので、私はわざわざMMDでモーションばりばりな動画を毎回苦労しながら作る気は一切ありません。
昔から見てる方はわかると思いますが、第5回から動画を作っていてこの方針は一向に変えていません。
Kinectとかもあるのでそれは使ってみたいなぁと思っていますが・・・。
なので、基本的にステージやカメラワークなどを駆使して進めていきます。
いつも自分が見たい動画をテーマに作っています。私は結構J-PopのPVが好きなので、それよりを意識しています。
モーションがあまりないのも、アーティストは別に踊ったりしない、ということもあるので。
MikuMikuDance、とダンスさせるためのツールのように思えますが、そういうのもあるよと。そういう感じです。(?)
ちょっと話がずれました。
3.リップシンクを作ってみる
リップシンクを作ります。意外かもしれませんが、私の場合MMDの動画制作で一番初めにする作業は口パクを作ることからです。
After Effectsで曲にあわせてマーカーを打っていって、マーカーにあわせて歌詞を入れていきます。


AEからvsqx出力。

vsqxをVOCALOID3で調整してvmdに変換、そのvmdをMMDで読み込ませてリップシンクは完成です。
AEでの作業はほぼリズムゲーです。普通にSONARで鍵盤叩けばいいのに妙にAEが好きでこんな風になってます。
この段階まではさほど苦労はしないので、とりあえず進めたりします。
4.ステージを作り
ここからが実際の動画制作ですかね・・・。モデルが実際に歌う場所となるステージを作成します。
基本的にはC4Dで組んでいますが、PYXの場合はElement3Dも使用しています。あのビル郡ですね。
このステージ作成が一番の難敵です。モデルが動かない分、ちょっとは動かしたりします。
ベルのステージ全体像はこんな感じ。

レンダリングした様子

ちなみに、あの回っているベルは一切キーフレームを打っていません。XPressoで自動化しています。
使っているのは「時間」と「三角関数」ですね。時間は適当に計算すれば同じ速度を維持できますし、三角関数はそのまま往復運動に役に立ちます。

E3Dでのステージはここ。ヘリポートで歌うのを一度してみたかったというのがあります。

位置合わせに関しては、いつかのバージョンアップで制御用ヌルを吐き出せるようになったので、それで行っています。

ステージさえできればこっちのものです。その3へ続きます。
その2は技術的な寄りのお話です。
その1はこちら。
私の動画制作はかなりテンプレートにはまっているものです。
大体以下の順番ですね。
1.好きな曲を見つける
これは好みの問題なのでいいでしょう
2.動画にしやすいかどうかを考える
結構重要、というより要がここです。ここで私が言う「動画にしやすいか」とは、基本的にMMDでのモーションを作らなくても映えるか、という点です。モーションがすごい動画はたくさんあるので、私はわざわざMMDでモーションばりばりな動画を毎回苦労しながら作る気は一切ありません。
昔から見てる方はわかると思いますが、第5回から動画を作っていてこの方針は一向に変えていません。
Kinectとかもあるのでそれは使ってみたいなぁと思っていますが・・・。
なので、基本的にステージやカメラワークなどを駆使して進めていきます。
いつも自分が見たい動画をテーマに作っています。私は結構J-PopのPVが好きなので、それよりを意識しています。
モーションがあまりないのも、アーティストは別に踊ったりしない、ということもあるので。
MikuMikuDance、とダンスさせるためのツールのように思えますが、そういうのもあるよと。そういう感じです。(?)
ちょっと話がずれました。
3.リップシンクを作ってみる
リップシンクを作ります。意外かもしれませんが、私の場合MMDの動画制作で一番初めにする作業は口パクを作ることからです。
After Effectsで曲にあわせてマーカーを打っていって、マーカーにあわせて歌詞を入れていきます。


AEからvsqx出力。

vsqxをVOCALOID3で調整してvmdに変換、そのvmdをMMDで読み込ませてリップシンクは完成です。
AEでの作業はほぼリズムゲーです。普通にSONARで鍵盤叩けばいいのに妙にAEが好きでこんな風になってます。
この段階まではさほど苦労はしないので、とりあえず進めたりします。
4.ステージを作り
ここからが実際の動画制作ですかね・・・。モデルが実際に歌う場所となるステージを作成します。
基本的にはC4Dで組んでいますが、PYXの場合はElement3Dも使用しています。あのビル郡ですね。
このステージ作成が一番の難敵です。モデルが動かない分、ちょっとは動かしたりします。
ベルのステージ全体像はこんな感じ。

レンダリングした様子

ちなみに、あの回っているベルは一切キーフレームを打っていません。XPressoで自動化しています。
使っているのは「時間」と「三角関数」ですね。時間は適当に計算すれば同じ速度を維持できますし、三角関数はそのまま往復運動に役に立ちます。

E3Dでのステージはここ。ヘリポートで歌うのを一度してみたかったというのがあります。

位置合わせに関しては、いつかのバージョンアップで制御用ヌルを吐き出せるようになったので、それで行っています。

ステージさえできればこっちのものです。その3へ続きます。
スポンサーサイト